季節の歳時記 

  Autumn~Winter

秋から冬へ

参考・引用文献★「カントリーダイヤリー」サンリオ

 

10月 October

11月 November
12月 December

01月 January

02月 February
03月 March

 

~October~

神無月   時雨月

 

ローマ暦の第8月。
この月(fylleth)から 冬が始まるとされ、アングロサクソン人は、この月を Winter fylleth と呼ぶ。
スラブ人は、枯葉の色より「黄金の日」と呼ぶ。

 

10月18日 聖ルカの日
10月28日 聖シモンと聖ユダの日
10月31日 ソーウィン (ハロウィン)

 

「心やさしい十月の風は 豚にドングリ落としてくれる」

「十月に畠にこやしをやれば五穀豊穣間違いなし」

 

ツリガネ草の花は いまでも

羊小屋を囲む 芝の上に咲き残り

森を行けば 二番咲きの花々が 見え隠れする

色淡く 薫りかすかな花々

かわって 林を飾る木の実こそ

秋の頭上にかざす冠

また サンザシの赤い実は

半ば葉を落とした 棘の枝に囲まれる

黒イチゴは 漆黒の荷に身をかしげ

鳶色の枝のハジバミの実は垂れて

川の水をのぞきみる

水は流れ流れて 落葉の堤を洗う・・・・・

いくたびか 私は石像のように立ち尽くし

何想うことなく その水をみつめ

泡立つ渦に めくるめく流れに

運び去られるナナカマドの枝や 麦の束を

夢見ながら 追い続ける

byグレアム

 

~November~

霜月   雪待月

 

11月のアングロサクソン名は、”Blot Monath”「血の月」。

おそらく聖マーティン祭の頃、冬の消費に備えて 家畜を殺す慣習を暗示するものであろう。


3月ではじまるローマ暦の第9月であり、この月の11日は、冬がはじまる日とされていた。

 

11月1日 万聖節
11月2日 万霊節
11月5日 ガイ・フォークス・ナイト
11月11日 聖マーティンの日
11月22日 聖セシリアの日
11月25日 聖キャスリンの日
11月30日 聖アンドルーの日

 

「11月は 殻竿で叩け船出を止めて 帆を巻け」

「11月に氷がはれば 鴨一羽    あとは融けて どろんこばかり」

 

11月のはじめの時の移ろいは

蔓草の葉の黄金色の盾を

ふいに 一滴の血しぶきのように

濃い朱色に染めて 散らす

妖精が花をあしらい 小人が織りなす

苔のしとねに ものみな慈しめと

by R・ブラウニング

 

~December~

師走   春待月

 

December は、10ヶ月に分けた古ローマ暦の年の最後の月。サクソン人は これを ”winter-monat”つまり「冬月」と呼んだ。

そしてクリスマスがある月というところから、”heligh-monat”つまり「聖なる月」とも呼ばれる。

12月22日は、太陽が南回帰線に達する日、つまり 冬至の日。

 

12月6日  聖ニコラの日
12月21日 ユール 冬至
12月24日 クリスマス・イブ
12月25日 クリスマス
12月26日 ボクシング・デー
12月29日 聖トマスの日
12月31日 ニュー・イヤーズ・イブ

 
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「12月は 暖かくして 眠るに限る」

「クリスマス暖かけりゃ お墓は繁盛」

「かみしも脱いで 楽しもう クリスマスは年に一度きり

クリスマスが来れば楽しいが 終わってしまえば 当分来ない」

 

その次に

肌寒い12月がやってきた

だが 彼は楽しい宴をもよおして

かがり火を焚き 寒さを忘れて

救世主の誕生を悦び

いとけない ジュピターとともに あの

イーデーの山の乙女に 育てられた頃と変わらず

ふさふさとした髭の山羊を乗りまわし

思うままに手にした 深い大杯を

仲間の健康を祝して 傾ける

by スペンサー

 

~January~

師走   初春月

 

ローマの神 Janus(ヤヌス)の名から付けられた月。

ヤヌス神は、互いに反対の方向を向くふたつの顔を持つ神とされている。


そして過ぎた年を振り返り、来るべき年を予見する神でもある。

 

1月1日 New Year's Day
1月5日 トウェルフス・ナイト
1月6日 トウェルフス・ディ、エピファニー
1月12日 主顕祭
1月21日 聖アグネスの日

 
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”一月は火にかけた鍋も凍る ”

”一月に草が育つと かえって一年中  草の育ちは悪くなる ”

”一月雨なら春は雨 ”

”一年中で一番暗い月は一月という月 ”

 

やがて おなじみの1月が 寒さを避けるために

びっしりと草の衣をまとって やってきた

ふるえ おののき なんとか あたためようと

指に息吹きかけるが 指はこごえたまま

何しろ一日中 木を切り倒し 無駄枝を払い

鋭い斧を 握り通しだったのだから

by妖精の女王- E・スペンサー

 

~February~

如月   梅見月

 

この月の名は、この月の後半ずっと祝われたFebruaという「ローマの贖罪の祭り」に由来している。
そしてFebruareという言葉は、清めるという意味を持つ。

 

2月2日 イモルグ キャンドルマス
2月14日 聖バレンタインの日
2月20日 聖マシアスの日

 
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”2月は溝を満たす 時に黒く、時に白く ”


”その年のあらゆる月は好天の2月を呪う ”


”2月に雨が降らなけりゃ 草にも悪い 穀物にも悪い ”


”2月にもしも雷鳴れば、夏の奇観をお目にかけよう ”


”キャンドルマスの日が晴れたら

冬はまたやってくるだろう

キャンドルマスのにちにくもって雨なら

冬はおしまい もう二度とこないだろう”

 

ひと月が去り もうひとつの月が始まった

逝く月を告げる 陽気な鈴の音は鳴り終わり

たぐいまれな緑の若芽が 暖かい日差しを待ちきれずに

顔を覗かせれば

遠くの岡は荒れすさび ほの暗くとも

マツユキ草は ゆれ燃え立つ炎のように

緑の縞の尖頭を 冷たい大地より突き出し

暗い森の中の迷い子は桜草を見つけるだろう

by ハートレイ・コールリッジ

 

~March~

弥生   花見月

 

この月はローマ神によっMars神の名をとり、Martiusと名づけられ、アングロサクソン人からは、”Hlyd Monath”騒がしい月、荒れ模様の月と呼ばれた。
ローマ暦の年度と同じに1752年まで用いられたイングランドの教会暦では、この月は第一の月であり、法定年度は3月25日に始まった。スコットランドでは、1559年に第一月をJanuaryに変更した。

 

3月1日 聖デビットの日
3月8日 女性の日
3月12日 聖グレゴリーの日
3月17日 聖パトリックの日
3月21日 オスターラ(スプリングイクイノックス)  春分
3月25日 お告げの祝日

 
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”3月のほこりは金一升ほどの価値がある ”


”3月に霧が深けりゃ五月の霜はそれだけ厳しい ”

”3月は汝を求め、4月は汝を試し、5月は問う、汝生きるや死すや ”

”3月は草原に獅子の如く来たり、子羊の如く去る ”


”3月が4月から借りた3日はみんな悪い日だった

最初の日は雪とみぞれ 二日目は雨でびしょびしょ

最後の日には それを凍らせて 鳥は木の中 金縛り ”

 

騒がしい三月がとうとうやってきた

風と雲と 変わりやすい空を連れて

疾風の走る音が聞こえてくる

雪の谷を いま吹き過ぎていく

ほめ言葉としてお前を

荒々しい嵐の月と呼ぶものはまずいない

だが いかに風がすさんでも

私には好ましい月なのだ おまえは

なぜならおまえは北の国に

またも美しく 輝かしい太陽をもたらし

あの優雅な行列を従えて 春という

やさしい名を帯びて やってくるからだ

そしておまえの疾風と嵐の日々にあっても

風は変わり おだやかに暖かく

空が五月の青みを帯びるとき

あの長い 光り輝く夏の日は微笑むだろう

by ブライアント

 

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